いーりあのブログ

日記兼書く練習です。興味があれば読んでくれると嬉しいです😆

いっときの快楽 マリブパイン🍍

タイ1日目の夜はバンコクを通り過ぎてチェンマイに。

ナイトバザールで夕食後散策をした。行き交う人々見えるものすべて安物。それを知ってて買うのも一興だと思った。

私は一枚の掛け軸を見てなかなかいいなと感じ、屋台の店主に拙い英語で色々質問した。どこの光景なのか。バザールとは何か。ここ(チェンマイ)の光景なのか。店主の英語もお世辞には上手いと言えなかったが一生懸命返してくれているようで嬉しくなった。それで、一枚買うことにした。どうせ版画だろうし安物であるはずだ。けれど相手が200と言ってきたので結局170バーツで買うことになった。

「まあ勉強代勉強代」そう自分に言い聞かせて立ち去ろうとしたら隣の屋台の人とおそらくタイの言語で話し始めた。私はタイの言語はわからないが、そこに出ている節々の固有名詞でおそらく私が買った掛け軸について話していることは想像ができた。そして、恐らくは店主の説明がただの嘘っぱちで、彼女はその掛け軸の絵について何も知らなかったということも。

私はその瞬間、店主がどうしようもないクソ野郎に見えた。別に金は惜しくなかったが、このクソ店主を見返してやりたい!そんな気持ちになってしまった。それが悪かった。私は、同じ商品を半額の85バーツ以下で買って「どうだやっぱりあの店主はクソ野郎だった」と勝ち誇ってやるんだと意気込んでナイトバザールのさらに奥まで進んでいった。

結果を言えば失敗だった。次のところで私は「他の店で同じ掛け軸を50バーツで買った」とうそぶいて負けてやるから80バーツで売れといった。今思うとその時点で無理があるのだが店主はさも慌てたように振る舞い、掛け軸の絵の素晴らしさについて語り始めた。そして今度負けないぞと値段交渉に真っ向勝負で当たると店主は思った以上に渋った。

私の目算では、こんな紙切れ同然のものを渋る理由はないのだから私が一貫して値段を下げ続ければきっといけると思っていた。

10分以上も同じようなやり取りをして店主はもううんざりという顔をしていた。これは勝ったなと思い「これ以上高いと買えないわ」とすげなくあしらうと店主は持ってけ泥棒みたいな雰囲気で掛け軸を渡してきた。

ここまで奇跡的に読み進めた人は思うかもしれない。別に負けてなくてなくねと。

そうだな、うんそうだ。私が渡したのが140バーツでない限り!

私は結局店主の掌の上で転がされていただけだったのだ。渋るふりをして無理に高い値段を表示しそのあとすこーしだけ安い値段を表示されると納得してしまう。使い古された手だ。もちろんその手法のことも安い店で横行していることも知っていた。それなのに、結局ははまってしまった。

得たものは一瞬のやりきった感と値段に不相応な紙切れ。それから随分と大きい自責の念だけだった。

なんのやる気もなくなりホテルに戻るためナイトバザールの屋台群を出ると気持ちのいい風が吹いてきた。なんだかこれまでのことが悪い夢だったんじゃないかと思えた。そして不思議なことに、さっきまでのことを客観的に考えることができた。

思えば私は最初から勘違いをしていたのだ。だいたい売ることのみを目的としている人の説明を唯一の頼りにすること自体間違っていたのだ。わからないならググレカス。ということだ。

私はホテルに戻るとぱっぱとふて寝してしまおうとエレベーターに乗り込んだが、困ったことに自分の部屋番号を忘れてしまったことに気がついた。一応言っておくが私は成人である。いや別にどうでもいいのだが。

それでフロントの人に確認してもらうため一階に戻るとバーがあることに気づいた。ついでだし、このまま戻るのもつまらないと思ったので行って見ることにした。(決してバーにいた女性が綺麗だったからではない)ついでである。

カウンター席に座るとオススメのカクテルを作ってくれとバーテンダーにいきなり無茶振りをした。やんわりと断られるかと思っていたが、そのバーテンダーはノリのいい人で、好みを聞くと割とノリノリで作り始めた。それで出てきたのがマリブパインらしきものだったのだが、これがなかなか曲者だった。一口飲んだだけですごいアルコール入ってるってわかるくらいアルコール度数が高かったのだ。興味本位で来たもののこれに270バーツで買ったと思うと恐ろしくなった。

しかも、唯一の楽しみだった美人さんも程なくいなくなってしまった。一体何しに来たのだろうかと自問自答しているとバーテンダーが話しかけて来た。最初はめんどくさげに返していたが、10分ほどの間ずっと話しかけてきたので、私も彼に興味が湧き始め質問をしてみた。しかし、曖昧な笑いをするだけで答えてはくれない。「こっちからの質問はダメなんかい」とまた恥ずかしい思いをしていたが、何かそこで吹っ切れてしまい、最終的に、アルコールの塊をさらにもう一杯頼んで彼に0時まで自分の持ちうるあらゆる英語力を使って愚痴を語った。

その結果、7時現在水を飲んでも全く治らない頭痛と吐き気と乱闘中である。f:id:issei0063:20180810094622j:plain